敏感肌の掃除用品

私が子どもの頃はすでに、掃除洗濯食器洗いの洗剤は合成洗剤が当たり前でした。
そして大半の家庭で使われているのに、それが自分の体にとって”嫌なもの”だとずっと感じていました。

妄想の域で、住宅用洗剤を使用して掃除した後にそこを舐められるのか、と。
現実的な線で、赤ちゃんが舐めたりしたらどうするんだろう、と。

…と思って過ごしていても実家住まいのときは口を出せる領域ではなく。
佐光紀子さんの本「ナチュラルクリーニング」を読んでいても、実践したのは一人暮らしになってから。

今では重曹・クエン酸・セスキ炭酸ソーダでの掃除も認知度大ですが、出版された15年前は全然でしたねー。
主婦雑誌などで紹介されるのももう少し後の話で。
エコだのロハスだのって言葉を耳にして鬱陶しく感じたりするのも、もっと後の話。
掃除に重曹の時点でおばあちゃんの知恵袋?って言われちゃうくらい。

というわけで、水回りの掃除は基本的に重曹とセスキ炭酸ソーダ。
トイレや臭いが気になるところは重曹+クエン酸で発泡させてから。
場所・素材によってはメラミンスポンジのみ。
茶渋取りは重曹、油汚れはセスキが効く。

佐光さんの本によると「掃除は中和」ということで、その考えに初めて触れたときなるほど、と!
酸性汚れはアルカリ性で、アルカリ性汚れは酸性で中和するという。
料理もそうだけど生活は化学、主婦は化学を実践しているんだなと感心した瞬間。

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