常々思っていたことがあるんです。
世の中であれほど苦手、嫌い、名前を聞くのも言うのも嫌だ、と言われる悪魔の生き物ゴキブリ(以下G)。
しかしどこにでも出没するG。
不幸にも遭遇して果敢に戦い勝利をおさめたとして、皆さんどうやって死骸を処理しているんでしょう?
プロローグ (というほどでもない購入Before)
昭和の頃はG退治≒Gホイホイが主流な感じで(自分の周りだけならすみません)、捕らわれたか目視確認→そのものをポイ。
これは確認も処分も嫌だけど手で触れる感触は少ない。でも嫌。
以降、バルサンやらブラックキャップ殺虫剤やら使用→処理に困る、という図式。
紙パックをセットして使う掃除機の頃はそれで吸い取っていたこともあります。
衛生的にはともかく、それが一番手を汚さず感触なく済んだので。
でも紙パックのない掃除機だと、掃除機のゴミを出す時にご対面になるので無理。
仕方なしに新聞紙などに乗せて……(以下自粛)
問題はあいつら死んだフリすることですよね。
片付け中に動き出すのも嫌だし、数時間放置して様子を見るのも嫌。でも前者の方が嫌だな…。
などと、”後始末”には頭を悩ませておりました。
2Lペットボトルを切り取って捕獲する技もネットで出てたけど、2Lペット飲まないし。
たまたま友人との話で出たときにどうしてるか聞いたところ、やはり自分では始末できないから旦那さんや家族に依頼するということでした。
ハンター現る
この流れで”ハンター”といえばお分かりの方もいらっしゃると思います。
別名軍曹ことアシダカグモさんがいらっしゃいました。
※なぜ軍曹なのかは検索して記事を読むことをオススメ。益虫様。
特にアシダカ軍曹はGの天敵ということで有り難い存在ですから、共存できるならしておこうかと…思う…のですが…。
自分もビビるし来客時に困るので外に逃がしたいのだけれど、素早いし日中は隠れてること多いし捕獲困難。
どうにかできないかと調べていて出てきたのが、この虫虫ゲッターでした。
何年か前にテレビ番組アメトークで紹介されてたようですね。
製品仕様
サイズ:長さ 64.5cm × レバー高さ 14.5cm × ブラシ径 6cm(ブラシカバー含)
重量:約180g
付属品:練習用クモ、壁掛け用フック
対象虫:ゴキブリ・ガ・クモ・カメムシ・ムカデ・カブトムシ・クワガタ・カニなど
害虫駆除以外に昆虫採集にも使えるようです。
後者なら普通に虫捕り網でいいと思うけど…。
使用方法
1.ブラシカバーを外す。透明なので忘れがち。
2.持ち手を握る。先端のブラシ部分が開くので、構える。
3.持ち手を放す。先端が閉じて虫を捕獲。
4.葬る。
マジックハンドとは掴む・放すが逆の動作になります。
口コミで、やたら「練習用クモが本物ぽくて気持ち悪い」と出てくるので「そんなに?ほんとに?」と半信半疑でいたんですが、リアルじゃないのにそれっぽいので納得。
造りが精巧なわけではないですが、シルエットとかパッと見た感じが「そう見える」不思議。雰囲気美人てこんな感じ?
使ってみた ~生け捕り編~
*アシダカ軍曹があらわれた!どうする?
たたかう
にげる
ぼうぎょ
どうぐ
虫虫ゲッター
ミス!アシダカ軍曹は速くて捕まえられない!
無駄にドラクエの戦闘コマンド風にしてみました。
そうなんです、アシダカさんに虫虫ゲッターをそーっと近づけても、ブラシの開閉より速く移動してしまうんです。
何度かトライしましたが生け捕りは成功しませんでした。。
生きたまま逃がしたかった。。(そして近隣のGを駆逐してほしかった)
使ってみた ~死骸処理編~
長期滞在していたアシダカさんですが、エサ不足なのかだんだん弱っていって(の割には捕まってくれない)お亡くなりに。
動かないなら問題なく捕まえられます。
敢えてレポートするなら、パーツがもげたり潰れたりせずに処理できました、ということでしょうか。
そして掴んでいる感触がダイレクトに伝わらないのが良い。少しだけ心に余裕ができます。
エピローグ (エンドレス軍曹)
しかし一ヶ月弱も同居してると感慨深いですね。見た目はアレだけどね。
で。やっと気がかりが消えた、と思ったら翌日ひと回り小さな軍曹さんがコンニチハ。
いえペットロスじゃないので新しい軍曹さんは求めてません…求めてないですよ…。
生け捕り編に戻って格闘して、数日後に息絶えていたので死骸処理。
…なんなの君たち。
3代目とかスケバン刑事かなんかなの。アサミヤサキなの。
すぐ後任が配属されるっていうのはエサが居る証拠なのか!
とりあえず、その後Gとは遭遇していないのですがクモの処理には有効でした。
口コミを読むと、小さすぎる虫だと隙間から逃げられることもあるみたいですね。
個人的には敵が出現してもこちらには秘密兵器があるっていう安心感が生まれるのが良いです。
お守り的な存在としてもね。
もちろん役に立つ機会がないならそれが一番!